26セルテートと25エクスセンス、どちらを買うかで迷ったら、「巻きの釣りを極めるならセルテート、あらゆるルアーを自在に操るならエクスセンス」。これが僕の正直な結論です。
どちらも最新技術を詰め込んだダイワのフラッグシップクラスですから、選ぶのに悩んで当然。実はこの2台、剛性や巻き心地の方向性が全く違うんですよね。
見た目のスペックだけでは判断しづらい部分だからこそ、多くのアングラーが「どっちが正解?」と頭を抱えているんです。
でも大丈夫。この記事では、シーバスゲームを想定した実釣ベースの違いを徹底的に深掘りしていきます。
読了後には「強靭なパワーでゴリ巻きしたい自分にはこっちだな」と、霧が晴れたように最適な一台が見えてくるはずですよ。
剛性の質、巻き心地の個性、そしてどんなルアーをどう動かしたいのか。その基準がわかれば、もう迷いません。
一緒にじっくり見ていきましょう。
- 剛性・パワーは26セルテートHDが優勢
- 巻き感度・軽さは25エクスセンスが優秀
- 近距離戦か遠投かで選ぶ最適解が変化
目次
26セルテートHDと25エクスセンスの基本スペックと設計思想の違い
まずは両モデルの基本情報と、設計思想の根本的な違いから整理していきます。
カタログスペックだけでは見えてこない、開発コンセプトの差が最終的な使い心地を大きく左右するからです。
| 比較項目 | 26セルテートHD | 25エクスセンス |
|---|---|---|
| ボディ素材 | アルミモノコック | フルメタル(アルミ) |
| ローター素材 | アルミ製エアドライブローター | MGLローター(軽量樹脂系) |
| ドライブギア | タフデジギア(超々ジュラルミン) | インフィニティクロスギア |
| 巻き上げ感 | 重厚でパワフル | 軽快でスムーズ |
| 防水性能 | マグシールド | Xプロテクト |
| メインターゲット | 青物・大型シーバス・磯 | シーバスゲーム専用設計 |
この表を見ると、素材選びからして狙いがまったく異なるのがわかりますよね。26セルテートHDは「潰れない剛性」をアルミで追求し、25エクスセンスは「止めない巻き心地」を軽量ローターで突き詰めた関係です。
26セルテートHDの特徴
26セルテートHDのアイデンティティは、アルミ製エアドライブローターが生み出す圧倒的な剛性感にあります。従来の軽量樹脂ローターとは一線を画す金属塊のような手応えで、大物を掛けたときの「負けない感覚」が明確に伝わってくる設計です。
ボディもフルメタルモノコックを採用しており、内部のギアを強固に支えるため高負荷時の歪みが極めて少ないのが強み。そのため磯のヒラスズキや青物のような、瞬間的に強烈な突っ込みを繰り返す魚とのファイトで真価を発揮します。
もちろん剛性だけに振り切ったわけではなく、ハンドル一巻きの軽さ自体はしっかり確保されている点も見逃せません。ただし、その軽さは「重厚なドアを開けるような質感」を伴っているので、軽快な巻き心地を求める人にはやや異質に感じるかもしれませんね。
金属の塊で魚を獲る感覚、クセになりますよ。
25エクスセンスの特徴
対する25エクスセンスは、シマノがシーバスゲーム専用機としてインフィニティテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだモデルです。最大のポイントはMGLローターによる極限までの低慣性化で、ルアーの挙動を指先で感じ取れる感度の高さにあります。
軽いローターは回し始めの抵抗が少なく、ミノーやシンペンの微妙な引き抵抗の変化まで手に取るようにわかるのが特徴。フルメタルボディによって必要な剛性は担保しつつ、あくまで「操作の繊細さ」を最優先にした味付けになっています。
インフィニティクロスギアの噛み合い精度も素晴らしく、巻き出しから滑らかでゴリ感のないフィーリングが持続するのも信頼できる部分。港湾部のテクニカルなシーバスゲームで、ルアーをしっかり動かして食わせる釣りを好むアングラーにとって、これほど頼もしい相棒はいないでしょう。
剛性とパワーを徹底比較|26セルテートHD vs 25エクスセンス
ここからは、実際の釣りの場面で差が出やすい「剛性」「パワー」「耐久性」に焦点を当てて掘り下げていきます。
スペック表だけでは見えない、実釣での感触の違いを具体的にイメージしてください。
ボディ素材と剛性
両機種ともアルミ系素材をボディに採用している点は共通していますが、その思想は大きく異なります。26セルテートHDのアルミモノコックボディは、フレームとボディを一体化することで継ぎ目を排除し、高負荷時でもギアの噛み合いが狂わない構造を実現しました。
一方の25エクスセンスもフルメタルボディを採用して剛性を高めていますが、これはシーバスゲームで必要な剛性を「過不足なく」与えるという考え方。つまり、セルテートHDが青物まで想定した「過剰とも言える剛性」を備えているのに対し、エクスセンスはシーバスを主戦場にした「最適な剛性」を追求しているわけです。
| モデル | ボディ構造 | 高負荷時の安定感 |
|---|---|---|
| 26セルテートHD | アルミモノコック(一体化) | |
| 25エクスセンス | フルメタルボディ |
ランカークラスのシーバスが相手ならどちらも問題なく対応できますが、10kgオーバーの青物を想定するならセルテートHDの安心感は別格。実際に磯場でヒラスズキを掛けた際の「ボディが一切動じない感覚」は、一度味わうと手放せなくなる魅力です。
ローター素材と慣性
ここが両機種のキャラクターを最も明確に分けるポイントで、26セルテートHDはアルミ製のエアドライブローター、25エクスセンスはMGLローターという軽量樹脂系を採用しています。26セルテートHDのアルミローターは回転時の慣性が大きく、一度回り出すと安定した回転を維持しやすい特性があるんです。
この慣性の大きさは、ミノーのただ巻きではオーバースペックに感じるかもしれません。しかし大型プラグを引いたり大物とやり取りする場面では、この慣性が「粘り強い巻き上げ力」に変わるので侮れません。
対して25エクスセンスのMGLローターは、始動が驚くほど軽くて慣性も最小限。ストップ・アンド・ゴーやトゥイッチなど細かいアクションを繰り返す釣りでは、この軽さが疲労軽減とルアー操作の正確さに直結します。
シーバスの反応が渋い日に、ルアーをよりナチュラルに見せたいならエクスセンスに軍配が上がります。
ドライブギアの耐久性
ドライブギアはリールの心臓部であり、ここを比較すると設計思想の違いがより鮮明に見えてきます。26セルテートHDに搭載されたタフデジギアは、超々ジュラルミンを冷間鍛造で圧縮成型することで金属組織を緻密化し、高負荷が続く釣りでもギアの摩耗や劣化を大幅に抑えるタフさが特徴です。
25エクスセンスのインフィニティクロスギアも精密な歯面設計によって滑らかさと耐久性を高次元で両立していますが、こちらは「シーバスゲームの使用範囲でいかに長く快適に使えるか」に重点を置いた設計。ブリやワラサのような強烈な引きに毎週晒されるような使い方をするなら、セルテートHDの耐久マージンの高さは明確なアドバンテージになるでしょう。
ギアのタフさ=長く使える安心感ですからね。
巻き上げパワーと感度
巻き上げパワーを数値ではなく体感で評価すると、26セルテートHDの「トルクフルな巻き応え」は明らかに一枚上手です。アルミローターの慣性とモノコックボディの剛性が合わさり、重たい抵抗を受けても巻き心地が崩れにくいんですね。
ただ、感度という点では25エクスセンスの圧勝。軽いローターは水中の情報を減衰させずにハンドルへ伝えるため、「今ルアーが何に当たったか」を手のひらで判別できるレベルの繊細さを手に入れられます。
この感度の差は、具体的に言うとボトムの質感(砂か岩か)を感じ取れるかどうか、あるいはシーバスのショートバイトを弾かずに乗せられるかどうかの違いになって現れるんです。港湾や河川のテクニカルなゲームでは、この差が釣果を分ける決定的な要素になりますよ。
防水・防塵性能
防水性能について、26セルテートHDはダイワ独自のマグシールドを採用しており、磁性オイルの壁で水や異物の侵入を防ぐ構造です。非接触シールなので回転抵抗が増えず、長期にわたって初期性能を維持しやすいのが利点ですね。
25エクスセンスはシマノのXプロテクトで、撥水グリスと特殊シール材を組み合わせた接触型の防水構造を採用しています。マグシールドに比べると定期メンテナンスでのシール交換がしやすい反面、長期間放置するとグリスが固化しやすいという特性もあるので注意が必要です。
磯の波しぶきをガンガン浴びるような過酷な環境では、非接触でシール性能が落ちにくいマグシールドが安心感で一歩リード。とはいえ適切なメンテナンスを前提にすれば、どちらの防水性能もシーバスゲームには十分すぎるレベルですので、そこまで神経質になる必要はありません。
シーバス釣りにおける実釣性能とおすすめ用途
実際のフィールド別に、どちらのリールがより適しているかを具体的に見ていきます。
僕自身の経験も交えながら、シーンごとの最適解を提案しますね。
港湾・河川のシーバス
常夜灯周りや橋脚明暗など、ポイントが絞られたフィールドでは25エクスセンスの出番が圧倒的に多くなります。軽いローターによる繊細なルアー操作が可能なので、スローに誘う釣りやピンポイントへの正確なキャスト後のアクションが決め手になるゲームと相性が抜群です。
特に河川の流れに乗せてミノーをドリフトさせるような釣りでは、エクスセンスの低慣性がルアーの姿勢変化を敏感に伝えてくれるため、違和感なく流し切るテクニックが格段にやりやすくなります。セルテートHDでもできなくはないですが、繊細な操作のしやすさという点ではエクスセンスに一日の長があるというのが正直な感想です。
港湾ゲームの繊細さは、まさにエクスセンスの独壇場。
サーフのヒラメ・マゴチ
広大なサーフでミノーやジグを遠投して広範囲を探る釣りでは、両機種のキャラクターがより明確に出ます。25エクスセンスは軽い巻き出しでリトリーブの速度変化を細かくコントロールでき、ヒラメのバイトを弾きにくい柔らかな巻きが可能です。
一方で26セルテートHDは、向かい風の中で重めのジグを引き続けるようなパワーの必要なシチュエーションで疲れにくく、また大型のヒラメが掛かったときの強引な寄せにも余裕で対応します。サーフの釣りをパワーゲームとして捉えるならセルテート、丁寧な誘いを重視するならエクスセンスと、自分のスタイルで選んでください。
磯のヒラスズキ
このフィールドでは、26セルテートHDの圧倒的な剛性とパワーが真価を発揮する場面です。サラシの中に突っ込んでルアーを引く抵抗もさることながら、掛けてから磯際に潜ろうとするヒラスズキの強烈な突っ込みを凌ぐには、リールのボディ剛性と巻き上げトルクが命綱になります。
25エクスセンスも決して弱いリールではありませんが、磯のヒラスズキのような「獲るか獲られるか」のパワーファイトでは、心の余裕という意味でセルテートHDに分があります。実際に僕が磯で使うなら、迷わずセルテートHDを手に取りますね。
ショアジギングの青物
ショアからの青物狙いでは、26セルテートHDのアドバンテージがさらに際立ちます。メタルジグをシャクり続ける負荷や、ブリ・ワラサクラスが掛かった際の強烈な引きにリールが負けないタフさが何より重要になるからです。
タフデジギアとアルミモノコックボディの組み合わせは、まさにこうした高負荷の釣り専用と言っても過言ではありません。サゴシやハマチ程度までをメインに想定するなら25エクスセンスでも対応可能ですが、ランカーサイズの青物を想定したショアジギングでは、セルテートHD一択と考えておくと失敗しません。
エギング・イカメタル
エギングやイカメタルといったライト寄りの釣りでは、25エクスセンスの軽快さが光ります。エギのフォール姿勢をリールの巻き感度で感じ取りながら誘えるので、イカの乗りが悪い日の微調整がしやすいんです。
ただ、3.5号以上の大型エギをメインに使う秋のアオリイカシーズンでは、26セルテートHDのパワフルな巻き上げが疲労軽減に貢献する場面もあります。どちらが良いかはエギのサイズと釣り場の水深次第ですが、総合的にはエクスセンスのほうがエギングにはマッチするシーンが多いですね。
26セルテートHDがおすすめのアングラー
ここからは、どんなアングラーにどちらのリールが向いているかをはっきりと示していきます。
自分の釣りスタイルと照らし合わせながら読んでみてください。
パワーファイトを重視する人
魚との駆け引きで「絶対に負けたくない」という気持ちが強い人には、迷わず26セルテートHDを推します。アルミモノコックボディとタフデジギアの組み合わせは、強引なやり取りを続けてもパフォーマンスが落ちにくいタフネスさが最大の武器です。
ファイト中のドラグワークに頼らず、リールの剛性で魚の突っ込みを受け止めて強引に浮かせるスタイルが好きなら、この安心感は他では味わえません。25エクスセンスも決して弱くはないのですが、パワーファイトを突き詰めるならセルテートHDが一枚上手というのが僕の実感です。
大型魚とのやり取りが多い人
ランカーシーバスはもちろん、ブリやワラサ、ヒラマサまで視野に入れた釣りをするなら、26セルテートHDの耐久マージンが活きてきます。大型魚の引きは瞬間的に想定以上の負荷をリールに与えるため、その余裕が釣果と安心感に直結するんです。
特にドラグを締め込んで強気にやり取りするスタイルでは、ボディとギアの頑強さがなければすぐにガタが来るので、セルテートHDの価値が実感できますよ。25エクスセンスで大型魚を狙うなら、ドラグ設定をやや緩めにしてリールに過度な負荷をかけない工夫が必要になるでしょう。
大物狙いなら、迷わずセルテートHDっすね。
リールの剛性を最優先する人
巻き心地の滑らかさよりも「潰れない安心感」を何より重視する人には、26セルテートHDが明確にハマります。フルメタルモノコックボディの手に伝わる剛性感は、まさに金属の塊を握っているかのようで、25エクスセンスの軽快な質感とはまったく別物です。
この剛性は、単にパワーファイトの場面だけでなく、長期間使い続けた際の経年変化の少なさにも繋がってきます。数年経っても購入時のシャープなフィーリングを保ちやすいという点で、長く使うことを前提に選ぶならセルテートHDは理にかなった選択です。
25エクスセンスがおすすめのアングラー
続いて、25エクスセンスが真価を発揮するアングラー像を具体的に挙げていきます。
こちらを選ぶことで得られるメリットにフォーカスしましょう。
繊細なルアー操作を好む人
ミノーやシンペンを自在に操り、シーバスを口を使わせる瞬間に喜びを感じるなら、25エクスセンス以外の選択肢は考えられません。MGLローターの低慣性がもたらすレスポンスの良さは、ルアーの動きを止めたい瞬間にピタリと止めて、再び動かしたい瞬間にスッと動かせる操作性を約束します。
この「止める」と「動かす」の切り替えがスムーズだと、魚に違和感を与えずにバイトに持ち込める確率が上がるのは間違いありません。特にスレたシーバスを相手にする港湾ゲームでは、この操作性の差がスコアに直結します。
感度と巻き心地を重視する人
「巻いていて気持ちいいリール」を求めているなら、25エクスセンスの滑らかな巻き心地は一度使うと忘れられません。インフィニティクロスギアの噛み合い精度が生むシルキーな回転フィールと、軽いローターが生む抵抗の少なさが相まって、釣りをしていない時間すら楽しく感じるほどです。
加えて、ルアーが水中で何をしているかを掌で感じ取れる高い感度は、釣果を上げるための情報量を格段に増やしてくれるので、実用面でも大きなアドバンテージです。26セルテートHDの重厚な巻き心地が好みでなければ、エクスセンスの軽やかさがきっと刺さりますよ。
この巻き心地、クセになります。沼です。
シーバスゲーム専用機を求める人
25エクスセンスは開発段階からシーバスゲームに特化して作られたモデルなので、シーバス以外の釣りをほとんどしない人にとってはまさに理想の一台です。インフィニティテクノロジーの数々は、どれもシーバスを効率よく釣るための思想で統一されているからですね。
「シーバスさえ釣れればいい」というピュアなスタンスなら、汎用性を考慮した26セルテートHDよりも、シーバスに最適化された25エクスセンスのほうが満足度は高いはず。あわせて「22イグジストと25エクスセンスの違い」も見ておくと、より自分に合った選択肢が見えてきますよ。
26セルテート25エクスセンス違い比較おすすめに関するQ&A
最後に、読者からよく寄せられる疑問をFAQ形式でまとめておきます。
購入前の最終確認に役立ててください。
まとめ:自分の釣りスタイルに最適な一台を選ぼう
- 26セルテートは剛性とパワーを重視し、大物やハードな釣りに適しています。
- 25エクスセンスは軽量で感度が高く、繊細なルアー操作を求める釣りに最適です。
- シーバス釣りでは、使用するルアーウェイトとフィールド環境で選ぶべき機種が変わります。
- 両機種の差は明確なため、自身の釣りスタイルを基準に選ぶと後悔しません。
ここまで、26セルテートHDと25エクスセンスの違いをじっくり見てきました。結論はシンプル。
どちらを選ぶかは、あなたがリールに何を求めるかで決まります。
「絶対に負けない刚性感」で大型シーバスや青物と真っ向勝負したいなら、26セルテートHDで決まりです。アルミの剛性が、大物の突っ込みをねじ伏せる最高の相棒になってくれます。
逆に、ミノーやシンペンの繊細な動きを感じ取り、一日中軽快にキャストを繰り返したいなら、25エクスセンスが鉄板。指先に吸い付くような感度の高さは、シーバスゲーム専用設計だからこその味です。
迷ったときの基準は「釣りの主役」が何か。パワーか、感度か。
ここを見極めれば、もう迷いません。実はこの感覚の違い、スペック表だけでは絶対にわからない部分なんです。
店頭で実際に巻き比べてみると、その差は一目瞭然ですよ。
自分だけの最高の一本を見つけるために、ぜひ一度実機に触れてみてください。手にした瞬間のフィーリングが、きっと答えを教えてくれます。