シーバス用のフラッグシップベイトリール、ダイワの26モアザンTW PE SPECIALとシマノの24エクスセンスDC。この2機種で止まっている人、けっこう多いです。
値段も近い、立ち位置も近い、でも中身はまるで別物。正直、ここが一番の悩みどころですよね。
先に結論を言うと、PEラインをとことん使い込みたいなら26モアザンTW PE SPECIAL、幅広いルアーを快適に投げたいなら24エクスセンスDCです。この記事では、スペック・ブレーキシステム・メリット・デメリット・釣法別の向き不向きという5項目で両機種を並べていきます。
読み終わるころには、自分の釣りならどっちか、はっきり見えてきます。
選び方を間違えると、投げにくさや巻き心地のミスマッチで、せっかくのフラッグシップが宝の持ち腐れになりかねません。だからこそ、買う前に見るべきポイントを絞っておくのが大事です。
スペックの数字だけでは見えない実釣の差まで踏み込んで比較していくので、最後まで一緒に迷いながら選んでいきましょう。
- スペックとブレーキシステムの違いを比較
- 両機種のメリット・デメリットを検証
- 釣法別の向き不向きで最適モデルを判断
ダイワ26モアザンTW PE SPECIAL vs シマノ24エクスセンスDCの結論
| 商品名 | (予約10月発売) ダイワ(Daiwa) 26モアザンTW 150XHL PE SPECIAL 左ハンドル 150XHL 00631619 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥59,180前後(執筆時点) |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
シーバス用ベイトリールのフラッグシップ、ダイワとシマノの看板モデルを正面から比べていきます。
まずは僕なりの結論から。細かい話はこのあと詰めていくので、先に答えだけ知りたい人はここで判断しちゃってください。
先に結論
結論、迷ったらどっちを選ぶかは「飛距離を自分で作りたいか、安定を機械に任せたいか」で決まります。
遠投してキャスト後半の伸びを自分でコントロールしたいなら、26モアザンTW PE SPECIALが有力な候補です。
逆に、向かい風や軽量ルアーでもバックラッシュを恐れず投げたいなら24エクスセンスDCのほうが快適に感じます。
価格重視か性能重視か、という単純な話ではないのがこの2機種の面白いところです。
両機種の立ち位置
26モアザンTW PE SPECIALは、ダイワがシーバス専用として磨き上げたベイト界のフラッグシップ機です。
PEライン専用のブレーキセッティングを施したG1ジュラルミン製Φ36mmのMAG-Z BOOSTスプールと、ライン放出性に優れたTWSを搭載しています。
一方の24エクスセンスDCは、シマノのデジタル制御ブレーキ「4×8 DC EXSENCE TUNE」を核にしたシーバス専用モデルです。
機械的マグネットブレーキか電子制御DCか、設計思想が根本から違うのが両者の最大の特徴といえますね。
26モアザンTW PE SPECIALと24エクスセンスDCのスペック比較
ここでは両機種の基本スペックを数字で並べていきます。まずは全体像を表でつかんでから、個別の中身を見ていきましょう。
26モアザンTW PE SPECIAL
| 商品名 | (予約10月発売) ダイワ(Daiwa) 26モアザンTW 150XHL PE SPECIAL 左ハンドル 150XHL 00631619 |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 参考価格 | ¥59,180前後(執筆時点) |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
ダイワの26モアザンTW PE SPECIALは、標準自重200g・ギア比8.5・巻取り長96cmというスペックです。
ハンドルアーム長は110mmで、最大ドラグ力は5kg。PE1.5号を250m巻けるキャパも確保しています。
公式サイトによると、抜群のロングキャスト性能とランカーシーバスとのやり取りを想定した剛性を併せ持つモデルとのこと。
ドラグ引き出しクリックを搭載しているのも、ナイトゲームで戦うアングラーには心強い装備です。
価格は公式サイト掲載時点でメーカー希望小売価格74,910円(税込)、楽天では59,180円(税込)で出ています。
発売予定は10月で、予約商品として扱われている点は購入前に押さえておきたいところです。
剛性と遠投性能で押したい人には、間違いなく第一候補になる一台でしょう。
24エクスセンスDC
| 商品名 | エクスセンスDC |
|---|---|
| 特徴 |
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| 参考価格 | ¥64,400前後(執筆時点) |
| 購入先 | 楽天市場で見る → |
シマノの24エクスセンスDCは、ギア比7.8・自重230g・最大ドラグ力5kgという構成です。
スプール径37mm/幅19mmで、PE1号なら365m、2号でも180mと巻量はかなり余裕があります。
フロロ12lbを130m巻けるので、PEだけでなくフロロ運用も視野に入るバーサタイルさが光ります。
ベアリング数は11/1で、MGLスプールIIIやサイレントチューン、S3Dスプールといったシマノの最新技術が詰まっています。
PEライン使用時の高切れリスクを抑えるブレーキ制御もポイントで、トラブルレス性能はこの機種の大きな武器です。
価格は83,400円(税込)が公式の標準価格で、楽天では64,400円(税込)で見つかります。
価格帯のバリエーションを重視する人には、こちらのほうが選びやすいかもしれません。
価格と重量の差
重量差は30g。数字だけ見ると大差ないように思えますが、長時間キャストを繰り返すと体感は意外と変わります。
軽いのはモアザン、重いのはエクスセンスDCです。
価格は希望小売ベースでモアザンが74,910円、エクスセンスDCが83,400円。
とはいえ実売では両者とも6万円前後に収まってくるので、価格差よりも性能の方向性で選ぶべきだと思います。
ラインキャパとギア比
キャパの考え方が両機種でかなり違います。
モアザンはPE1.5号-250m・2号-200m・3号-130mと、太めのPEをしっかり巻ける設計です。
エクスセンスDCはPE1号-365m・1.5号-255m・2号-180mで、細糸を大量に巻くタイプ。
ギア比はモアザン8.5、エクスセンスDC7.8。巻取りスピード重視ならモアザン、パワー重視ならエクスセンスDCという住み分けが見えてきます。
ブレーキシステムの違いを比較
両機種のキャラクターを決定づけているのがブレーキシステムです。ここを理解すると、選び方が一気にクリアになります。
MAG-Z BOOSTの特性
MAG-Z BOOSTは、2段階可変式インダクトローターによるBOOST SYSTEMを搭載したマグネットブレーキです。
キャスト後半の「もうひと伸び」を狙って設計されていて、中・重量級ルアーの遠投性能を極限まで引き出すコンセプトになっています。
ダイワのブレーキは自分の指先でブレーキングをコントロールする感覚が残るのが特徴で、これが好きな人にはたまらないはずです。
ただし軽量ルアーのキャストは苦手な方向なので、そこはトレードオフだと割り切りましょう。
DCブレーキの特性
DCブレーキは、スプール回転をデジタルで検知してブレーキ力を最適化するシマノ独自のシステムです。
キャスト直後の初速段階からブレーキをかけ、向かい風などの状況変化にも瞬間的に対応してくれます。
磁気誘導を利用した発電で動くため、外部電源が不要なのもよくできた仕組みですよね。
【用語解説】DCブレーキとは、スプールの回転をセンサーで検知し、コンピュータがリアルタイムでブレーキ力を制御するシマノの電子制御ブレーキのことです。機械式のように自分でブレーキダイヤルを細かく調整する必要がなく、状況に応じて自動で最適化されます。
飛距離の差
飛距離そのもののポテンシャルは、中・重量級ルアーにおいてモアザンが一歩リードという印象です。
ブーストの効きでキャスト後半まで弾道が伸びるので、遠投勝負では頼れる存在になります。
一方エクスセンスDCは飛距離の絶対値よりも、安定して同じ距離を繰り返し出せる点に強みがあります。
「飛距離を伸ばしたい」のか「飛距離を安定させたい」のか、目的次第で評価が変わる部分ですね。
バックラッシュ耐性
トラブルの少なさでいえば、エクスセンスDCに軍配が上がります。
向かい風や軽量ルアーでも、ブレーキが自動で働くためバックラッシュのリスクは明確に低いです。
モアザンもPE専用設計とTWSの相乗効果でトラブルは抑えられていますが、扱いにはある程度の習熟が必要です。
日本釣用品工業会の市場動向レポートでも、PEライン使用時のバックラッシュ抑制技術が業界の主要な技術革新テーマとされており、両社のアプローチの違いがよく表れています。
26モアザンTW PE SPECIALのメリット
ここからはモアザンTW PE SPECIALの強みを掘り下げていきます。遠投性能に全振りした設計が見えてきますよ。
遠投性能が高い
MAG-Z BOOSTスプールとテーパーTWSの組み合わせが、この機種の飛距離を支えています。
キャスト後半の伸びはシーバスゲームで大きな武器になります。沖のブレイクを狙うような場面では、数メートルの差が釣果を分けることも珍しくありません。
中・重量級ルアーをフルキャストしたときの爽快感は、このリールならではの魅力です。
剛性と巻取りパワー
HYPERDRIVE DESIGNによる高剛性ボディと、110mmのアルミハンドルが巻取りパワーを生み出します。
ギア比8.5というハイギアながら、滑らかかつパワフルに巻けるのはさすがフラッグシップといったところ。
ランカーシーバスの突っ込みにも負けないタフさは、ナイトゲームで戦うアングラーにとって心強い味方です。
ドラグ引き出しクリック搭載
ドラグが引き出される瞬間にクリック音が鳴る仕様は、地味ですが効きます。
とくにナイトゲームでは、魚との距離やファイト状況を音で把握できるのは大きなアドバンテージです。
ラインテンションギリギリの攻防を音で支えてくれるので、魚をバラすリスクも減らせます。
個人的に、この装備があるかどうかで夜のファイトの安心感はかなり変わります。
PE専用スプール設計
PEライン専用のブレーキセッティングが施されているので、細かなセッティングに悩む時間を減らせます。
36mm径という大口径スプールはPE3号まで対応し、太糸を巻いてもライントラブルが起きにくい設計です。
PE運用に最適化された専用設計こそ、このモデルの核となる価値といえますね。
長時間釣行でも疲れにくい
自重200gは、このクラスの遠投特化モデルとしては軽量な部類です。
ランガンで移動を繰り返すショアゲームでは、30gの差が終盤のキャスト精度に響いてきます。
軽さと剛性を両立させているのは、さすがダイワの設計力だと感じます。
1日投げ続けるスタイルの人ほど、この軽さの恩恵は大きいはずです。

正直、200gはこの性能帯だとかなり助かります。
24エクスセンスDCのメリット
続いてはエクスセンスDC側の強みです。トラブルレス性能に全振りした安心感が最大の売りです。
DCブレーキで扱いやすい
4×8 DC EXSENCE TUNEによる緻密なブレーキ制御は、とにかく扱いやすいです。
ブレーキダイヤルを細かく調整しなくても、状況に応じてコンピュータが最適化してくれます。
紙のマニュアルを読み込んでセッティングを追い込むより、投げながら感覚で合わせたい人に向いています。
軽量ルアーのキャスト精度
MGLスプールIIIの低慣性で軽やかな立ち上がりが、軽量ルアーの扱いやすさにつながっています。
シーバスゲームでは10g以下の小型プラグをピンポイントに投げたい場面も多いですよね。
そうしたシチュエーションで、エクスセンスDCの精度は光ります。
トラブルレス性能
PEライン使用時に多いキャスト直後のトラブルを、瞬間的なブレーキコントロールで大幅に減らしています。
強風下やビッグベイト、多様なルアーへの柔軟な対応力も魅力です。
ラインの高切れによるルアーロストを減らせるのは、金銭的にも精神衛生上もありがたいポイントです。
価格帯のバリエーション
実売6万円台から見つかるため、予算に余裕を持って選びやすいのがエクスセンスDCの強みです。
ハイエンドモデルながら、時期や店舗によっては価格の選択肢が広がっています。
カスタムパーツや純正オプションも含めて、長く付き合える一台を探す人にはありがたいですね。
両機種のデメリットを比較
良い面ばかり見ていても判断を誤るので、正直なデメリットもきっちり並べておきます。
モアザンの重量と価格
モアザンはシーバスゲーム特化のフラッグシップゆえ、価格は高価です。
希望小売価格ベースで7万円台、予算を圧迫するのは間違いありません。
また36mm径の大口径スプールは、極めて繊細な軽量ルアーのキャストには向かない場合があります。
汎用性よりも特化性能を取るモデルだと理解したうえで選ぶべきでしょう。
エクスセンスのドラグ性能
最大ドラグ力5kgはモアザンと同じですが、フィーリング面ではややあっさり目という印象です。
ドラグ引き出しクリックのような音によるサポートは搭載されていないので、ナイトゲームで頼りたい人には物足りない可能性があります。
とはいえランカーとのファイトで不足するレベルではなく、通常のシーバスゲームなら十分な性能です。
塩ガミトラブルの噂
DCブレーキ搭載機は電子ユニットを内蔵しているため、塩ガミを心配する声を耳にすることがあります。
ただしメーカー側も海水使用を前提に設計しているので、適切なメンテナンスを怠らなければ過度に恐れる必要はありません。
使用後の真水洗浄と乾燥を習慣化すれば、長く使えるというのが僕の印象です。
ソルトゲームでは使用後のケアが寿命を大きく左右します。とくに電子制御ユニットを積むモデルは、真水での洗浄と乾燥を丁寧に行ってください。放置すると内部の塩ガミや接点不良につながるおそれがあります。
釣法別の向き不向きを徹底比較
スペックを理解したところで、実際の釣法ごとにどちらが向くかを整理していきます。自分のスタイルに照らし合わせてみてください。
ビッグベイト向き
ビッグベイトをガンガン投げるなら、モアザンの遠投性能と剛性が噛み合います。
重量級ルアーはMAG-Z BOOSTが最も得意とする領域で、飛距離も伸びます。
110mmのハンドルによるパワフルな巻取りも、重たいルアーを操作するうえでプラスに働きます。
小型プラグ向き
10g以下の小型プラグを多用するなら、エクスセンスDCの軽量ルアー対応力が光ります。
MGLスプールIIIの低慣性のおかげで、軽いルアーでもスプールがスムーズに立ち上がります。
モアザンは大口径スプールゆえ、軽量域では分が悪い場面があることも覚えておきましょう。
ボートシーバス向き
ボートから縦の釣りやキャストを織り交ぜるスタイルは、どちらでも対応できます。
ただし軽量ルアーを多用するならエクスセンスDC、遠投で広範囲を探るならモアザンが有利です。
ボートシーバスは状況変化が激しいので、トラブルレス性能を重視するならエクスセンスDCが安心です。
ショア遠投向き
サーフや河口で遠投を狙うなら、間違いなくモアザンの独壇場です。
200gの軽量ボディとロングキャスト性能は、長時間のランガンでも疲れを抑えてくれます。
遠投して沖のブレイクを狙うスタイルなら、モアザンを選んで間違いありません。
よくある質問
まとめ:自分に合うフラッグシップリールを選ぼう
- 26モアザンTW PE SPECIALはPEライン特化設計で、ブレーキもPEに最適化されている。
- 24エクスセンスDCはDCブレーキ搭載で、向かい風でもバックラッシュを抑えやすい。
- 軽量ルアーや遠投性能を重視するならモアザン、扱いやすさならエクスセンスが有利です。
- 両機ともフラッグシップ故に価格は高く、用途を絞って選ぶほど満足度が上がります。
- 釣法とPEの使用頻度を基準にすると、自分に合うモデルを判断しやすいです。
価格と性能、両方を天秤にかけながら見てきました。中・重量級ルアーの飛距離と巻き上げのパワーを取るなら26モアザンTW PE SPECIAL、キャストの扱いやすさとトラブルの少なさを取るなら24エクスセンスDC。
結局はここに落ち着きます。
モアザンはMAG-Z BOOSTとテーパーTWSによる遠投性能、5kgのドラグ、PE専用スプールが強み。ただ参考価格は6万円前後とそれなりで、重量も軽くはありません。
一方のエクスセンスDCは4×8 DC EXSENCE TUNEの自動制御で、ブレーキ調整に悩まず投げられる安心感があります。価格帯のバリエーションも選びやすいポイントです。
ビッグベイトや沖のブレイクを狙うショア遠投なら、迷ったらモアザンでOKです。小型プラグや軽量ルアーを多用するなら、エクスセンスDCのほうが失敗しにくい。
この基準で選べば大きく外しません。
価格や在庫は時期で変わるので、気になるほうはまず商品ページで最新情報を確認してみてください。スペック表とにらめっこするだけでも、自分に合う一台が意外とはっきり見えてきます。
ぜひ一度チェックしてみてください!
