「24ヴァンフォードと23ストラディック、結局どっちが自分に合うんだろう」と、リール売り場やレビュー記事を行き来しながら迷っていませんか?値段は近いのに方向性がまるで違うこの2台、剛性が弱いと言われるCI4+ボディで重いルアーを扱えるのか、不安になる気持ちもよくわかります。
先に結論から言うと、軽さと感度を優先するなら24ヴァンフォード、巻きの安定感とパワー重視なら23ストラディックです。どちらが上という話ではなく、釣り方で答えがはっきり分かれる組み合わせなんですよね。
この記事では、基本情報・性能・価格帯の5項目を並べて比較し、シーバスやライトゲームでどちらが向くのかまで踏み込みます。僕も最初はスペック表を眺めるだけで決められなかったので、その迷いごと一緒に整理していく感覚で読んでもらえると嬉しいです。
読み終わるころには「自分の釣りならこっちだな」と一本に絞れているはず。順番に見ていきましょう。
- 24ヴァンフォードと23ストラディックの違いを5項目で比較
- 基本情報と性能を項目別に比較検証
- 釣りスタイル別に最適な一台を提案
24ヴァンフォードと23ストラディックの違いを比較
シマノの中価格帯スピニングリールで迷ったら、まずこの2機種の名前が浮かぶはずです。ここでは「軽さのヴァンフォード」と「剛性のストラディック」という住み分けを、5つの項目で整理していきます。
| モデル | ボディ素材 | 価格帯(税抜) | 強み | 耐久性 |
|---|---|---|---|---|
| 24ヴァンフォード | CI4+(カーボン強化樹脂) | 34,200円〜37,400円 | ||
| 23ストラディック | 金属ボディ | 30,470円〜33,330円(税込) |
結論:軽さと剛性のどっちを選ぶか
先に答えを言ってしまうと、選ぶ基準はシンプルです。軽さと巻き出しの軽快さを取るなら24ヴァンフォード、剛性と巻き上げパワーを取るなら23ストラディックになります。
フィネスな釣りやワーミング、長時間キャストを繰り返す釣りなら、ヴァンフォードの軽さは体感で差が出ます。逆に巻物やショアジギングなど負荷のかかる釣りでは、ストラディックの金属ボディが安心材料になるんです。
どちらも最新の基幹テクノロジーを搭載した実戦派モデルなので、性能の優劣というより自分の釣りが軽さと剛性のどちらを求めるかで決まるというのが結論です。
迷ったときは「1日のキャスト回数」を思い出してみてください。多いほどヴァンフォードの軽さが効いてきます。
共通する最新テクノロジー
意外と見落としがちなのが、この2機種が共通で搭載している技術の多さです。インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、デュラクロス。
このあたりは両方に載っています。
インフィニティクロスはギアの耐久性を大きく引き上げる設計で、ヴァンフォードでは従来比約2倍に向上しているとされています。デュラクロスによるドラグワッシャーの耐摩耗性も従来比約10倍レベルで、ドラグの安心感は両者に共通する強みです。
つまり、価格帯による性能差はほとんどありません。違うのは素材と設計思想の部分で、ここを理解しておくと選びやすくなります。
【用語解説】インフィニティクロスとは、ギアの歯面を面で支えることで耐久性と滑らかさを両立させるシマノの設計技術です。インフィニティドライブは巻き上げのパワーを効率よく伝える構造を指します。
スペック比較一覧
スペックを並べると、両者の個性がはっきり見えてきます。ボディ素材と自重、そして価格の差がそのままコンセプトの差になっています。
| 項目 | 24ヴァンフォード | 23ストラディック |
|---|---|---|
| ボディ素材 | CI4+(カーボン強化樹脂) | 金属 |
| ギア | インフィニティクロス | マイクロモジュールギアII |
| ドラグ | デュラクロス採用 | デュラクロス採用 |
| ローター | マグナムライトローター | 標準ローター |
| 価格帯 | 34,200円〜37,400円(税抜) | 30,470円〜33,330円(税込) |
ヴァンフォードは軽量・低慣性のマグナムライトローターを採用していて、回転の立ち上がりが軽いのが特徴です。ストラディックはロングストロークスプールによる遠投性能と、金属ボディの安定感で勝負するタイプですね。
24ヴァンフォードと23ストラディックの基本情報
ここからは、価格や素材、ドラグ性能といった基本情報を項目ごとに掘り下げていきます。まずは全体像を表で確認しておきましょう。
| 項目 | 24ヴァンフォード | 23ストラディック |
|---|---|---|
| 発売 | 各モデル順次発売 | フルモデルチェンジ |
| ラインナップ | 全13アイテム | 全13アイテム |
| 対応ジャンル | ライトゲーム〜ショアジギング | 汎用全般 |
| ボディ | CI4+ | 金属 |
価格とコスパ
価格だけを見ると、実売ではヴァンフォードが2万円台後半から3万円前後、ストラディックが3万円前後というレンジに収まります。本体価格はヴァンフォードのほうがやや高めの設定です。
ただ、ヴァンフォードは上位機種譲りの技術をこの価格で載せている点が効いています。軽量ボディに最新ギアを組み合わせてこの価格なら、コスパはかなり高いと言っていいでしょう。
ストラディックもミドルクラスとしては十分に安い部類です。金属ボディでこの価格は、長く使う前提の人にとっては納得の水準ですね。

価格差は数千円レベル。ここで悩むなら、軽さに投資するか剛性に投資するかで考えたほうが早いです。
ボディ素材と剛性
一番大きな違いがここです。ヴァンフォードはカーボン繊維強化樹脂のCI4+ボディ、ストラディックは金属ボディを採用しています。
CI4+は軽さと剛性のバランスに優れた素材で、樹脂系ながらたわみにくいのが特徴です。とはいえ金属ボディと比べると、高負荷をかけたときの「たわみに対する強さ」では一歩譲ります。
【日本釣用品工業会】の知見でも、軽量化と剛性・耐久性の強化は素材選択によって物理的特性が明確に分かれるとされており、用途に応じた使い分けが推奨されています。どちらが上という話ではなく、設計思想の違いなんです。
補足:CI4+ボディは「剛性が低くて負荷に弱い」と誤解されがちですが、実際は樹脂系素材としては非常に高い剛性を持ちます。金属ボディとの比較で初めて差が出る、という理解でOKです。
ローターと巻き出しの軽さ
巻き出しの軽さで圧倒的なのはヴァンフォードです。マグナムライトローターを採用していて、回転の立ち上がりがとにかく軽い。
低慣性な回転レスポンスは、ルアーを細かく動かす釣りや、糸を張らずに操作する釣りで効いてきます。巻き始めの引っかかりが少ないので、繊細なアクションがつけやすいんです。
ストラディックは標準ローターながらロングストロークスプールで遠投性能を稼ぐ設計です。軽さで選ぶならヴァンフォード、飛距離と安定感で選ぶならストラディック、という整理になります。
ドラグ性能
両者ともにデュラクロスを採用しており、ドラグワッシャーの耐摩耗性は従来比で大きく向上しています。ヴァンフォードでは約10倍レベルとされ、不意の大物とのやり取りでも安心できる設計です。
滑らかさと耐久性のバランスはどちらも高水準。この項目では優劣をつけにくい、と言ってしまってよいでしょう。
ギア比と巻き上げトルク
ギア比のラインナップは両者ほぼ同等で、ハイギアからエキストラハイギアまで揃っています。巻き上げトルクの面では、インフィニティドライブ搭載のヴァンフォードがパワフルさを感じやすいですね。
ストラディックはマイクロモジュールギアIIで静粛性と滑らかさを追求していて、巻き心地の質感はこちらが上。トルクかフィーリングか、好みが分かれるところです。
24ヴァンフォードと23ストラディックの性能比較
基本情報を踏まえたうえで、実際の使用感に直結する性能面を6項目で比べていきます。ここが体感で一番差が出るゾーンです。
自重と軽さ
ヴァンフォードの最大の武器は、やはり圧倒的な軽さです。CI4+ボディとマグナムライトローターの組み合わせで、長時間の釣行でも疲れにくい。
1日中キャストを繰り返すライトゲームやエギングでは、この軽さがそのまま集中力の持続時間に変わります。数グラムの差でも、投げ続けると体感は別物なんです。
| モデル | 軽さ | 剛性感 | 長時間釣行 |
|---|---|---|---|
| 24ヴァンフォード | |||
| 23ストラディック |
感度とレスポンス
感度とレスポンスもヴァンフォードが優勢です。低慣性ローターのおかげで、巻き始めの反応がダイレクトなんですよね。
ボトムの変化を感じ取りたい釣りや、ルアーの動きを手元で把握したい釣りでは、このレスポンスの速さが明確なアドバンテージになります。ストラディックも十分に感度は高いですが、軽さ由来のキレでは一歩譲る印象です。
とはいえ、感度はロッドとの組み合わせでも大きく変わります。リール単体の差だけで判断しないほうがいい部分でもあります。
巻き心地とパワー
巻き上げのパワーと安定感はストラディックに軍配が上がります。金属ボディの剛性が効いて、負荷がかかっても巻きがブレにくい。
重たいルアーを巻いてくる釣りや、流れの中で抵抗を受ける場面では、この安定感が頼りになります。ヴァンフォードは軽さゆえの軽快さはありますが、パワー勝負ではストラディックが上です。
巻き心地の質感については、マイクロモジュールギアIIを積むストラディックの静粛性が光ります。ここは好みが分かれるゾーンですね。
耐久性
耐久性で選ぶなら、答えはストラディックです。金属ボディは高負荷をかけ続けてもたわみにくく、長期間の使用で差が出てきます。
ヴァンフォードのCI4+ボディは樹脂系素材としては高い剛性を持ちますが、限界値は金属に及びません。大型魚とのやり取りや、ヘビーなルアーを投げ続ける使い方では、ボディへの負荷が蓄積しやすいんです。
ライトからミドルまでの釣りならヴァンフォードで十分。ただ、負荷の大きい釣りを長く使い続けたいなら、ストラディックを選んでおいたほうが結果的にコスパが良くなります。
軽量ボディに高負荷をかけ続けると、たわみや異音の原因になることがあります。ショアジギングなど重量級の釣りでヴァンフォードを使う場合は、無理なやり取りを避けるのが無難です。
ライントラブルの少なさ
ライントラブル対策は両者とも万全です。アンチツイストフィンを搭載していて、糸よれやライン絡みを抑える設計になっています。
特にライトゲームで細い糸を使う場面では、この機構のありがたさを実感します。トラブルが減るだけで釣行のストレスがかなり違ってくるんですよね。
この項目は優劣というより、どちらを選んでも安心できるという整理で問題ありません。
ロッドとの重量バランス
実はここが一番見落とされがちなポイントです。軽いリールは軽いロッドと組ませてこそ真価を発揮します。
ヴァンフォードを軽量ロッドに合わせると、全体が軽くなって操作性が跳ね上がります。逆に重量級のロッドに付けると、軽さのメリットが薄れてバランスが悪くなることも。
ストラディックは多少重めのロッドともバランスが取りやすく、汎用性はこちらが高いですね。リール単体ではなく、手持ちのロッドとの組み合わせで考えてみてください。



これ、意外と見落としがちです。軽いリール=正義ではなく、ロッドとの相性で決まります。
24ヴァンフォードと23ストラディックはどっちがおすすめ?
ここまでの比較を踏まえて、タイプ別におすすめを整理していきます。自分の釣りスタイルに当てはめて考えてみてください。
24ヴァンフォードがおすすめの人
まず、とにかく軽さを求める人にはヴァンフォード一択です。長時間釣行でも疲れを感じにくく、集中力を保ちたい場面で効いてきます。
釣りジャンル別で見ると、シーバスやエギング、ライトショアジギング、バスフィッシングのフィネス寄りシーンではヴァンフォードが向いています。軽快な操作性を活かして、ルアーを細かく動かす釣りと相性がいいんです。
エリアトラウトやアジングのように、巻き出しの軽さがダイレクトに効く釣りも得意分野ですね。手返しの多さが釣果に直結する釣りでは、レスポンスの速さが武器になります。
23ストラディックがおすすめの人
剛性と耐久性を優先するなら、ストラディックが正解です。金属ボディの安定感は、負荷のかかる釣りで本領を発揮します。
巻物全般やショアジギング、サーフからの遠投など、パワーをかけて巻いてくる釣りではストラディックの安心感が際立ちます。長く愛用したい人にとっても、金属ボディは心強い味方です。
エントリーモデルからのステップアップを考えている人にも向いています。基本性能が高く、汎用性も高いので、最初の1台としても失敗しにくい選択です。
詳しくは23ストラディックの評価と上位機種との比較で整理しているので、ステップアップを検討中の人は参考にどうぞ。
アルテグラと迷う人向けの選び方
ヴァンフォードとストラディックの間に、アルテグラという選択肢があると悩む人も多いですよね。結論から言うと、予算と求める性能のバランスで決まります。
予算をできるだけ抑えつつ基本性能を確保したいなら、アルテグラは非常においしい選択です。中価格帯の中でも価格を抑えたポジションで、釣りの幅を広げたい初心者に向いています。
一方、軽さを追求するならヴァンフォード、剛性を追求するならストラディックが上位互換になります。アルテグラで妥協するか、+αを払って特化型を選ぶか、という整理ですね。
| 重視する点 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 予算を抑えたい | アルテグラ | 中価格帯で基本性能を確保 |
| 軽さ・感度 | 24ヴァンフォード | CI4+ボディと軽量ローター |
| 剛性・耐久性 | 23ストラディック | 金属ボディの安定感 |
上位機種との比較で迷っている人は、23ストラディックと上位モデルの比較記事もあわせてどうぞ。
24ヴァンフォード23ストラディック違い比較どっちに関するQ&A
まとめ:24ヴァンフォードと23ストラディックを比較して自分に合う一台を選ぼう
- 24ヴァンフォードと23ストラディックは基本情報と性能の両面で違いがあり、5項目の比較で特徴が明確になる。
- 釣りスタイルや重視する性能によって、どちらが自分に合うかは異なるため一概に優劣はつけられない。
- 選ぶ際はスペックの数字だけでなく、実際の使用感や用途との相性を踏まえて判断するのがよい。
- 両者の違いを正しく理解することが、自分に合った一台を選ぶための最も重要なポイントである。
結局のところ、この2機種は「軽さのヴァンフォード」「剛性のストラディック」という住み分けで考えるとスッキリします。ボディ素材がCI4+か金属系かという違いが、自重や価格、巻き上げのフィーリングにまで影響してくる。
だから優劣ではなく、自分の釣りがどっちを求めているかで決まります。
軽さを最優先するなら、24ヴァンフォードが向いています。長時間キャストを繰り返すライトゲームやエギングでは、この軽さがそのまま集中力の持続につながる。
逆に、根がかりを強引に剥がしたり、青物相手にパワー勝負をしかけたりするなら23ストラディックです。剛性の高さは、こういう場面で効いてきます。
価格帯で見ると、ヴァンフォードは34,200円〜37,400円(税抜)と少し上。ここを「高い」と取るか「軽さへの投資」と取るかで、答えが変わります。
ドラグ性能やギア比は両者そこまで大きく変わらないので、最後は自重とボディ素材、そしてロッドとの重量バランスで決めるのがおすすめです。
迷ったら、まずは記事中の比較表で自重とボディ素材の欄を見比べてください。そのうえで、自分がよく行く釣り場と1回の釣行時間を思い出せば、どっちを選ぶべきかは意外と自然に決まります。
軽さを重視する人には、答えはヴァンフォードです。
