エバーグリーンのシーバスロッド、ストリームウィップ87とファイナルウィップ96。どちらも魅力的で、正直どっちを選べばいいか迷いますよね。
僕も散々悩んだクチなので、その気持ち、痛いほどわかります。でも、結論はシンプル。あなたの釣り場と、一番解決したい悩みで選ぶのが正解です。
「バラシを減らしたい」「でも飛距離も欲しい」——この二兎を追うアングラーにとって、この2本はまさに最終候補。大丈夫です、この記事を読み終える頃には、どちらがあなたの釣りを変えてくれるのか、はっきりイメージできるようになります。
その理由は、この後詳しく解説するたった3つの決め手にあります。具体的には、両モデルの「掛け味」「飛距離性能」、そして「使いどころ」の違い。
この3つを理解すれば、もう迷わず最高の一本を手に取れますよ。
- 87は港湾・小場所向きの軽量モデル
- 96は大河・ランカー狙いに適した長竿
- 飛距離と操作性の優先度で選択
ストリームウィップ87とファイナルウィップ96の違いを比較
| モデル名 | 全長 | 継数 | 自重 | 適合ルアー | 適合ライン | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ストリームウィップ87 | 8.7ft | 2 | 約127g | MAX 42g | PE 0.8-2号 | ¥57,000前後 |
| ファイナルウィップ96 | 9.6ft | 2 | 約141g | MAX 45g | PE 0.8-2号 | ¥70,000前後 |
それでは、両モデルのスペックや実釣性能の違いを詳しく見ていきましょう。
全長・自重
ストリームウィップ87は全長8.7ftで自重約127g、ファイナルウィップ96は9.6ftで約141gという仕様です。この約1ftのレングス差が、取り回しと遠投性能に大きく影響します。
87はミドルレングスらしい軽快さが魅力で、ストラクチャー周りを細かく探るときの操作性が高いです。一方の96は、長さを感じさせない軽量設計が施されており、140g台とは思えない振り抜けの良さを実現しています。

このレングス差が選び方の最初の分かれ目です。
適合ルアーウェイト
適合ルアーウェイトは、ストリームウィップ87がMAX 42g、ファイナルウィップ96がMAX 45gと設定されています。数値上は大きな差がないものの、ロッドの性格によって得意とするルアー帯が微妙に異なります。
87は軽量ルアーの操作感が際立っており、7g前後の小型プラグでもしっかりと重みを感じ取れる繊細さを持っています。96は45gクラスのビッグミノーからワームまで、幅広いウェイトをストレスなく扱える懐の深さが武器です。
適合ルアーウェイトは「最大値」だけでなく「最小値」にも注目しておくと、実際の釣りにマッチしやすいですよ。
適合ライン
両モデルとも適合ラインはPE 0.8〜2号と、シーバスゲームで最も使用頻度の高い帯域をカバーしています。この設定は、エバーグリーンが実釣ベースで導き出した最適解と言えるでしょう。
細糸を使う繊細な釣りから、太糸でゴリ巻きする強引なファイトまで、どちらのロッドも幅広く対応できる柔軟性を持っています。
カーボン素材と製法
どちらもエバーグリーンのフラッグシップ「アバンギャルド」シリーズの系譜を受け継ぎ、超弾性カーボンを採用した高次元のブランクスに仕上がっています。日本繊維機械学会の「カーボン繊維の特性と釣竿への応用に関する研究」でも、高弾性カーボン素材が反発力と応力分散に優れると報告されている通りです。
ファイナルウィップ96は特に超細身設計を追求しており、ブランクスの曲がりが非常にスムーズ。ストリームウィップ87は軽快さと張りのバランスに優れ、ミドルレングスならではの操作性を高次元で実現しています。
価格
ストリームウィップ87は実売価格が約57,000円前後、ファイナルウィップ96は約70,000円前後と、約13,000円の価格差があります。この差は、96に搭載されたバラシ撲滅のための専用設計や、より高度なブランクス成形技術によるものです。
予算に上限があるなら87、バラシ撲滅に本気で投資したいなら96と、価格から選び方を絞るのも現実的な判断基準になりますよ。
実釣性能と使用感の違いを詳しく解説
ここからは、実際のフィールドでどう違うのか、使用感を掘り下げていきます。
キャストフィール
ファイナルウィップ96は9.6ftのレングスとブランクスの復元力を活かし、軽い力でグングンと伸びていくキャストフィールが特長です。コンパクトなテイクバックでも十分な飛距離を稼げるため、立ち込み場所が限られるフィールドでもアドバンテージになります。
ストリームウィップ87はピンスポットへ狙い打つ精度の高さが際立ちます。ミドルレングスならではの取り回しの良さが、ストラクチャーの隙間や明暗の境目をピンポイントで突く釣りで生きてきますよ。



飛距離なら96、正確性なら87という住み分けですね。
感度と操作性
国立研究開発法人産業技術総合研究所の「釣り竿の曲げ剛性と感度に関する構造解析」では、ショートロッドは操作感度に優れると報告されています。その傾向はストリームウィップ87に見事に当てはまり、水中の僅かな変化を手元で察知できる分解能の高さが魅力です。
ファイナルウィップ96はレングスがある分、沖のボトム変化や潮目など、より遠くの情報を掴むのに長けています。ルアーの操作感覚そのものは87がシャープで、96はしなやかさの中に情報が乗ってくる印象です。
バラシ撲滅性能
この性能こそが、両モデルを分かつ最大のポイントであり、特にファイナルウィップ96の存在意義と言っても過言ではありません。96は超細身ブランクスによる圧倒的な追従性を持ち、シーバスがエラ洗いで頭を振る動きにもブランクスがしなやかに吸収してフックアウトを防ぎます。
ストリームウィップ87もバラシ軽減性能は高いですが、96はそれを「撲滅」レベルにまで突き詰めた設計です。バイトからランディングまで、魚の動きにロッドが寄り添う感覚が強く、特にナイトゲームや大型とのファイトでその恩恵を実感しやすいでしょう。
ファイナルウィップ96は、単に柔らかいだけの「乗せ調子」ではありません。高弾性カーボンを使いながらも追従性を高めた「掛けてから獲る」ための専用設計です。
大物とのファイト性能
ファイナルウィップ96は、バットパワーを残しつつもティップからベリーにかけて曲がり込むテーパーデザインにより、大型シーバスの突っ込みや急な反転にも慌てず対応できます。日本機械学会の「スポーツ用具における材料力学の適用」でも、長尺ロッドは魚の引きに対する追従性に優れると指摘されており、理論的にも裏付けられた強みです。
ストリームウィップ87は、やや短いレングスゆえに強引なやり取りにも応えられる瞬発力を備えています。ストラクチャーから魚を引き剥がすような場面では、むしろ87の方が主導権を握りやすいケースもありますよ。
ストリームウィップ87がおすすめのアングラー
それでは、どんな人にストリームウィップ87が向いているのか、具体的なシーンと共に解説していきます。
軽量ルアーを多用する
7〜15gクラスの小型ミノーやシンペンをメインに使うなら、ストリームウィップ87の繊細なティップがその真価を発揮します。軽量ルアーでもロッドにしっかり重みが乗るため、キャストの精度とリトリーブ中の操作感が格段に向上します。
特に秋のハイシーズン、小型ベイトを偏食しているシーバスを狙う際には、この軽量ルアー適性の高さが釣果に直結しやすいですよ。
ミドルレングスを好む
8.5〜8.8ft前後のレングスに慣れ親しんでいるアングラーにとって、ストリームウィップ87は違和感なくスイッチできる絶妙なサイズ感です。持ち重り感が少なく、一日中キャストを繰り返しても疲労が溜まりにくいのも大きなメリット。
「長いロッドはどうも苦手」という方や、取り回しの良さを最優先したい方には、87のバランスが刺さるはずです。



慣れ親しんだレングス感は、釣りのリズムを作る大事な要素ですよね。
港湾・小規模河川が主戦場
背後に障害物がある港湾部や、川幅の狭い小規模河川では、9ftを超えるロッドは取り回しに苦労する場面が増えます。ストリームウィップ87の8.7ftというレングスは、こうしたタイトなフィールドで真価を発揮する絶妙な長さです。
岸際のピンスポットを丁寧に攻めたいときや、橋脚周りの狭いポイントを狙う釣りでは、87の小回りの良さが頼りになります。
軽快な操作性を求める
ストリームウィップ87の最大の美点は、手首のアクションにダイレクトに反応してくれる軽快な操作感です。トゥイッチやジャークといった細かいロッドワークが気持ちいいほど決まり、ルアーを思い通りに動かせる楽しさがあります。
感度の高さも相まって、「自分の操作で魚を出した」という満足感を得やすいロッドと言えるでしょう。
ファイナルウィップ96がおすすめのアングラー
次は、ファイナルウィップ96が輝くシーンと、このロッドを選ぶべきアングラー像を具体的に見ていきます。
遠投性能を重視する
サーフや広大な河口域、大型河川の本流筋など、とにかく飛距離が求められるフィールドでは96のアドバンテージは圧倒的です。9.6ftのレングスが生み出す遠投性能は、単に飛ぶだけでなく、キャストの正確性も損なわない設計になっています。
沖のブレイクラインや離れた潮目といった、今まで届かなかったポイントにルアーを送り込める期待感が、このロッド最大の魅力です。
大場所での実績を求める
ランカーシーバスを狙う大場所では、ロッドに求められる素養がガラリと変わります。ファイナルウィップ96は、遠投性能に加えて大型魚の引きをいなすトルクと追従性を高次元で両立しており、モンスタークラスとの真っ向勝負を想定した作りです。
大場所で「獲れる」信頼感は、何物にも代えがたいアドバンテージ。ここ一番の勝負で、ロッドの性能に不安を感じたくないアングラーにこそ選んでほしい一本です。



大場所で獲るための「戦略的装備」が96なんです。
幅広いルアーを使い分ける
ファイナルウィップ96は、軽量ワームから45gクラスのビッグペンシルまで、驚くほど幅広いルアーをストレスなく扱える懐の深さを持っています。このキャパシティの広さが、1本で多様な釣りをカバーしたいアングラーには大きな魅力です。
状況に応じてルアーをコロコロ変えるスタイルでも、ロッドの性能が足を引っ張ることがありません。
バラシを極限まで減らしたい
バラシを減らすためにロッドから見直したいなら、答えはファイナルウィップ96一択です。冒頭で触れた超細身ブランクスによる追従性は、数あるシーバスロッドの中でもトップクラスと言えるでしょう。
せっかく掛けたランカーをバラしてしまう悔しさは、経験者なら誰しも味わいたくないもの。96はそのリスクを極限まで下げるために開発された、まさに「バラシ撲滅」のための専用設計モデルです。
エバーグリーンのアバンギャルドシリーズ全体のコンセプトについて知りたい方は、ヤマガブランクスのシーバスロッド選びの考え方も参考になりますよ。
購入前に知っておきたい評判と販売店情報
実際に購入する前に、ユーザーの生の声やどこで買えるのかを押さえておくと失敗が少なくなります。
ユーザーの良い評判
ストリームウィップ87には「軽量ルアーの操作感が別次元」「一日振っても疲れない」といった声が多く見られます。港湾や小規模河川をホームとするアングラーからは、取り回しの良さと感度の高さを評価する口コミが目立ちますね。
ファイナルウィップ96に関しては、「明らかにバラシが減った」「遠くのポイントを狙えるようになった」という満足度の高い評判が集まっています。特にランカーシーバスを複数キャッチしている経験者からの支持が厚い印象です。
ユーザーの気になる評判
ストリームウィップ87に対しては、遠投性能を重視するアングラーから「もう少し飛距離が欲しい」という意見も散見されます。ただ、これは8.7ftというレングス特性を理解した上で選べば、大きなデメリットにはなりにくいでしょう。
ファイナルウィップ96は「価格がやや高め」という声が避けられません。約70,000円という投資に見合う価値を感じられるかどうかは、バラシ撲滅性能にどれだけ重きを置くかで判断が分かれそうです。
ストリームウィップ87は、軽量ルアーの操作性と繊細なティップが魅力で、港湾部のライトゲームや小規模河川でのピンスポット攻略に長けています。軽快な振り抜けで一日中キャストを繰り返しても疲れにくく、数釣りを楽しみたいアングラーに最適な一本です。
主な販売店と購入方法
エバーグリーンのアバンギャルドシリーズは、全国の大手釣具店(キャスティング、タックルベリー、フィッシング遊など)の店頭で実物を手に取れます。ネット通販では、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなど主要なECモールで購入可能です。
特に96は人気モデルのため、シーズン前には在庫が薄くなる傾向があります。確実に手に入れたいなら、予約注文を受け付けている店舗を早めにチェックしておくのが賢い立ち回り方ですよ。
シーバスロッド全般の購入先についてもっと詳しく知りたい場合は、メジャークラフトのシーバスロッド販売店情報も参考にしてみてください。
エバーグリーンシーバスロッドストリームウィップ87ファイナルウィップ96違いを比較おすすめはどっち?に関するQ&A
まとめ:自分の釣りに最適な1本を選んで釣果を伸ばそう
- 全長の長いファイナルウィップ96は遠投性能でストリームウィップ87を上回ります。
- 軽量なストリームウィップ87は港湾部や小場所での操作性と感度に優れています。
- ファイナルウィップ96は大場所やサーフでの広範囲探索に適したロングレングスモデルです。
- 対応ルアーウェイトの広さは、軽量リグも扱えるストリームウィップ87に軍配が上がります。
- 河川やウェーディングでの取り回しの良さを重視するならストリームウィップ87が最適です。
ストリームウィップ87とファイナルウィップ96、どちらもバラシ撲滅に本気で取り組んだ、さすがエバーグリーンと言いたくなる名作です。ただ、適したシチュエーションははっきり分かれます。
結論はシンプル。軽量ルアーの操作性と取り回しを最優先するなら87、飛距離と懐の深さでバラシを根こそぎ減らしたいなら96。
この軸で選べば、まず後悔はしません。
実は、ここで意外と見落としがちなのが「普段の主戦場とルアー重量」です。港湾や小規模河川で7〜15gクラスを多用する僕のようなスタイルなら、ストリームウィップ87の軽快さが手に馴染みます。
一日中キャストしても驚くほど疲れにくく、繊細なティップが小さな変化も教えてくれる。まさに相棒と呼びたくなる一本です。
一方で、サーフや大河川で「あと5m飛ばしたい」と感じたことがあるなら、答えはファイナルウィップ96一択です。9.6ftのレングスが生む遠投性能とブランクスの粘りは、サイズを問わずシーバスを浮かせて寄せてくる頼もしさがあります。
迷ったときの基準は「飛距離を重視するかどうか」。これで判断すればOKです。
ハイエンドロッドへの投資は、釣りの満足度をガラッと変える大きな決断ですよね。でも、自分の釣りに合った一本を手にした瞬間、その悩みが嘘みたいに思えるはず。ぜひ今日の内容を参考に、最高の一本を手に取って、次の釣行でその違いを体感してみてください!







