2万円台のベイトリールで「24SLX 70」と「24タトゥーラTW」、どっちを買えばいいの?と悩んでいませんか。シーバスやチニングのソルト・ベイトゲームで使うなら、この2機種の比較インプレはかなり気になるところですよね。
先に結論を言うと、軽量ルアーを多用するならSLX 70、汎用性と扱いやすさを重視するならタトゥーラTWです。ただ、どちらも価格帯が近いぶん「失敗したくない」という気持ち、すごく分かります。
実はこの2台、スペックの差がそのまま釣りの場面の差になってくるので、選び方を間違えると「思ってた使い心地と違う」という軽い後悔につながりかねません。
そこでこの記事では、基本スペックの比較からソルト・ベイトでの実際のインプレ、メリット・デメリット、そして適性判断までを順番に整理していきます。読み終わるころには、自分がどっちを選べばいいかがはっきり見えてくるはずです。
比較しながら、自分に合う一台を一緒に絞り込んでいきましょう。
- 両機の基本スペックとソルト適性を比較
- ソルト・ベイトでの実釣インプレを検証
- 用途別の適性判断で選び方を提示
24SLX 70と24タトゥーラTWの比較インプレ概要
ソルト・ベイトの2万円台リール選びで、いま最も迷わせる2機種がこのふたつです。
先に結論を置いておくと、軽量ルアーを繊細に投げたいなら24SLX 70、重量級を飛ばしてトラブルなく巻きたいなら24タトゥーラTWという住み分けになります。
| 機種 | ブレーキ | 得意なルアー | 自重感 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| 24SLX 70 | MGLⅢ(遠心) | 軽量〜中量 | やや重め | 2万円台前半 |
| 24タトゥーラTW | TWS+マグフォース | 中量〜重量 | 軽快 | 2万円台前半 |
両機種の立ち位置
24SLX 70は、シマノのエントリークラスにMGLⅢスプールを載せた軽量ルアー寄りの1台です。
一方の24タトゥーラTWは、ダイワのTWS(タフ・ウォーム・シャフト)を搭載し、ソルト対応を強く打ち出した汎用モデルになります。
どちらも2万円台前半で買えるので、価格で差がつきにくいのが悩みどころです。
だからこそ、投げたいルアーの重さで選ぶのが一番失敗しにくいと言えます。
ソルト・ベイトでの評価
シーバスやチニングで使うなら、まず見るべきは飛距離とトラブルの少なさです。
24SLX 70は軽量ミノーやジグヘッドを「ふわっと乗せる」のが得意で、繊細な釣りに向いています。
逆に24タトゥーラTWは、向かい風の中でもラインが暴れにくく、重めのルアーを一気に飛ばしたい場面で強さを発揮します。
日本生産性本部のレジャー白書によると、国内の釣り人口は数百万人規模で推移し、なかでも海釣り層が最も大きな割合を占めるとされています。
つまりソルト前提で選ぶのは、今の主流ど真ん中というわけです。

ここ、けっこう盲点なんですよね。
24SLX 70と24タトゥーラTWの基本スペック比較
スペックを並べると、両者の性格の違いがはっきり見えてきます。
細かい糸巻き量やギア比はモデルによって変わるので、ここでは考え方の軸になる部分を整理していきますね。
価格とコスパ
価格帯はどちらも2万円台前半で、エントリー〜中級者向けの定番ゾーンに収まります。
コスパで見ると、24SLX 70は「DCブレーキ機以上の伸び」を評価する声があり、価格以上のキャスト性能を感じやすいのが強みです。
24タトゥーラTWはTWSによるトラブルレス性能が評価され、ソルトでのタフな運用に強いという点でコスパが良いとされています。
この価格帯で「高性能化」が進んでいる背景には、釣り具市場全体で軽量化と耐久性の向上が開発の主軸になっている流れがあります。
| 機種 | 価格帯 | コスパの強み |
|---|---|---|
| 24SLX 70 | 2万円台前半 | キャストの伸びが価格以上 |
| 24タトゥーラTW | 2万円台前半 | トラブルレスと耐食性 |
スプール径と糸巻き量
24SLX 70は70という型番どおり、小径スプールで軽量ルアーを扱う前提の設計です。
小径スプールは軽いルアーを投げるときにスプールが回りすぎず、ブレーキが効きやすいのがメリットです。
24タトゥーラTWは汎用的なスプール径で、PEラインを多めに巻いても扱いやすいのが特徴になります。
シーバスで長めにラインを巻いておきたいなら、タトゥーラ側に軍配が上がります。
自重とボディサイズ
24タトゥーラTWはハイパードライブデザインにより、軽快な巻き心地とコンパクトなボディを両立しています。
24SLX 70はどちらかというと自重が重めで、剛性感を優先した作りです。
長時間キャストを繰り返すなら軽さが効いてきますが、重さが安定感につながる面もあります。
ここは好みが分かれるところで、実際に手に取って比べる価値があります。
ブレーキシステム
24SLX 70はMGLⅢスプールと遠心ブレーキの組み合わせで、緻密なブレーキ設定ができます。
24タトゥーラTWはTWSとマグフォースの組み合わせで、初心者でも扱いやすいのが売りです。
「自分で詰めたい派」はSLX、「セッティングに悩みたくない派」はタトゥーラ、という分け方がしっくりきます。
細かい調整ができるほど、軽量ルアーの伸びは変わってきます。逆に、めんどくさがりな人ほどTWSの恩恵は大きいです。
ブレーキ方式の違いは飛距離よりも「投げやすさ」に出ます。遠心はバックラッシュを抑えやすく、マグは軽い力でも滑らかに飛ぶのが持ち味です。
ソルト・ベイトで使う24SLX 70のインプレ
ここからは、実際にソルトで使ったときの24SLX 70の印象をまとめていきます。
軽量ルアーをメインにする人ほど、このリールの良さが刺さるはずです。
MGLⅢスプールのキャスト性能
MGLⅢスプールは、軽いルアーでもスプールがスムーズに立ち上がるのが持ち味です。
実際に投げると、軽量ミノーでも「置きにいく」ようなキャストが決まりやすいと感じます。
向かい風でも極端に失速しにくく、コントロールしやすいのがありがたいところです。
ただ伸びを引き出すには、ブレーキを少しずつ詰めていく調整が必要になります。
軽量ルアーの扱いやすさ
シーバスの小型ミノーやチニングのジグヘッドなど、軽めのルアーとの相性は抜群です。
小径スプールのおかげで、軽いルアーでもスプールが回りすぎず、ブレーキが素直に効いてくれます。
「軽いルアーが思ったより飛ばない」というストレスからは、かなり解放されます。
逆に、重いルアーを思いきり飛ばすのはタトゥーラに譲る印象です。
巻き心地と剛性感
巻き心地は価格帯を考えると十分なレベルで、ゴリ感は気になりにくいです。
自重が重めなぶん、リトリーブ中の安定感はしっかりしています。
ただ、ハイエンド機のような滑らかさを求めるなら、期待しすぎないほうがいいです。
剛性感はあるので、多少強引なやり取りにも耐えてくれる安心感はあります。
ソルトでの耐食性
ソルトで使うなら、使用後のメンテナンスは必須です。
海洋研究開発機構の調査でも、塩水環境下の金属部品や樹脂部品には高い耐腐食性と剛性が求められると報告されています。
24SLX 70は淡水・海水問わない汎用性が謳われていますが、塩噛みを放置すると寿命を縮めます。
釣行後は真水で軽く流し、ベアリング周りを乾かす習慣をつけておくと安心です。



塩抜きだけは、サボると後悔します。
ソルト・ベイトで使う24タトゥーラTWのインプレ
続いて、24タトゥーラTWをソルトで使ったときの印象を見ていきます。
重めのルアーを扱う人ほど、このリールの強みが実感しやすいです。
TWSによるトラブルレス性能
TWSはラインの放出角度を最適化し、キャスト時の抵抗を減らす仕組みです。
これが効くのが、向かい風や重いルアーを使う場面です。
ラインが暴れにくく、バックラッシュの頻度が体感で減ります。
「トラブルで釣りにならない」ストレスから解放されるのは、想像以上に大きいです。
重量級ルアーの飛距離
タトゥーラTWは、重めのルアーを思いきり飛ばすのが得意です。
振り抜いたときの伸びが素直で、飛距離が伸びているのが分かりやすいと感じます。
シーバスで遠投が必要な場面や、向かい風の中でも押し切れるのは心強いです。
軽量ルアーでも十分投げられますが、本領は中量〜重量にある印象です。
ハイパードライブデザインの恩恵
ハイパードライブデザインは、巻きの軽さと剛性感を両立させる設計思想です。
実際に巻くと、軽い力でもスムーズに巻けて、長時間の釣りでも疲れにくいです。
価格帯を考えると、この巻き心地は驚きに近いものがあります。
軽快さとタフさを両立させたい人には、素直におすすめできるポイントです。
ソルトでの耐久性
タトゥーラTWはソルト対応を強く打ち出しており、タフな運用に強いのが売りです。
経済産業省のスポーツ用品産業の現状に関する資料でも、釣り具を含むレジャー用品市場では軽量化と耐久性向上が開発の主軸とされています。
とはいえ、海水はどのリールにも負担をかけます。定期的なメンテナンスは欠かせません。
ドラグやベアリング周りを時々点検しておくと、長く付き合えます。
タトゥーラTWは、塩抜きと注油をセットでやっておくと持ちがぐっと変わります。稼働部にひと差しするだけで、巻きの軽さが戻ることも多いです。
24SLX 70と24タトゥーラTWのメリット
ここでは、両機種に共通する強みを整理していきます。
2万円台という価格帯でも、基本性能はしっかりしているのがこの2機種の魅力です。
軽量ルアーの伸びが良い
どちらも軽量ルアーを投げやすい設計で、特に24SLX 70はその伸びが評価されています。
軽いルアーでもスプールが素直に回り、狙ったポイントへ入れやすいのが強みです。
「軽いルアーが飛ばない」という悩みを抱えている人には、ありがたい性能です。
ブレーキ調整がしやすい
24SLX 70は遠心ブレーキで緻密に詰められ、24タトゥーラTWはマグブレーキで扱いやすいという違いがあります。
どちらも調整幅が広く、自分の投げ方に合わせて追い込めるのがメリットです。
初心者でも、ある程度投げ込めば自分なりのセッティングが見つかります。
価格以上の基本性能
1万円台から2万円台の価格帯で、実用的なキャスト性能を実現しているのが今の流れです。
この2機種も例外ではなく、価格を考えれば十分すぎる基本性能を持っています。
最新のエントリーモデルは、数年前の中級機に迫る性能を持つのが当たり前になってきました。
コンパクトで操作性が高い
特に24タトゥーラTWは、ハイパードライブデザインによりコンパクトなボディに仕上がっています。
パーミングしやすく、長時間のキャストでも手が疲れにくいです。
操作性の高さは、実際に使ってみると地味に効いてくるポイントです。
PEラインとの相性が良い
ソルト・ベイトではPEラインを使う機会が多いですが、両機種ともPEとの相性は良好です。
特にタトゥーラTWはTWSの効果で、PEラインのトラブルが減りやすいと感じます。
PEの扱いに不安がある人ほど、この恩恵は大きいはずです。



PEのトラブルが減るだけで、釣りが別物になります。
24SLX 70と24タトゥーラTWのデメリット
良いところばかり並べても意味がないので、気になる点も正直に書いておきます。
購入前にここを知っておくと、後悔が減ります。
SLXは自重が重め
24SLX 70は剛性感を優先しているぶん、自重が重めです。
長時間キャストを繰り返すと、手首や腕に疲れを感じることがあります。
軽さを最優先する人には、やや不利なポイントです。
SLXはドラグ音なし
24SLX 70はドラグ音が鳴らない仕様です。
魚が走ったときに音でドラグの効きを確認したい人には、物足りなく感じます。
慣れれば問題ありませんが、最初は戸惑うかもしれません。
タトゥーラは目盛りが露出
24タトゥーラTWは、ブレーキダイヤルの目盛りが露出したデザインです。
見た目が気になる人や、ホコリや砂が入りやすいと感じる人もいます。
機能面では問題ありませんが、好みが分かれるところです。
タトゥーラは巻きが繊細
24タトゥーラTWは巻きが軽快な反面、繊細に感じる人もいます。
ゴリ感が出やすい個体に当たる可能性も、ゼロではありません。
気になる場合は、購入時に実際に巻いて確認するのがおすすめです。
ソルト・ベイトでどちらを選ぶ?適性判断
最後に、どちらを選ぶべきかを釣り方別に整理します。
迷ったときは、投げたいルアーの重さを基準にするとブレにくいです。
24SLX 70がおすすめの人
軽量ルアーを繊細に使い分けたい人には、24SLX 70が向いています。
ブレーキを詰めて自分の投げ方を作り込みたい人にも、この機種は応えてくれます。
チニングのように軽量ジグヘッドを多用する釣りなら、SLXの伸びが活きます。
ドラグ音や自重が気にならない人なら、迷わずこちらでいいです。
24タトゥーラTWがおすすめの人
重めのルアーを遠くへ飛ばしたい人には、24タトゥーラTWがおすすめです。
向かい風やトラブルに悩まされたくない人にも、TWSの恩恵は大きいです。
シーバスで遠投が必要な場面や、ソルトでのタフな運用を想定するなら、こちらが安心です。
セッティングに時間をかけたくない人ほど、タトゥーラの扱いやすさは刺さります。
ルアー重量別の使い分け
ルアー重量で使い分けるなら、軽量寄りはSLX、中量〜重量はタトゥーラが基本になります。
軽量ルアー中心なら24SLX 70、重めも投げるなら24タトゥーラTW、という基準で選べば大きく外しません。
両方使いたい場合は、軽量用にSLX、遠投用にタトゥーラと役割分担させるのもアリです。
迷ったら、自分のメインルアーの重さを思い出してから決めると失敗しにくいです。
関連記事:リール選びの比較に迷ったら、SLX MGLとタトゥーラSV TWの比較インプレもあわせてチェックしておくと、ブレーキと飛距離の考え方が整理しやすくなります。
よくある質問
まとめ:24SLX 70と24タトゥーラTWを比較して自分に合う一台を選ぼう
- 両リールは基本スペックが近いが、SLX 70は軽量コンパクト、タトゥーラTWは剛性と巻き心地に差がある。
- ソルト・ベイトではSLX 70は軽いルアーや広範囲な釣りに、タトゥーラTWは重いルアーやパワーファイトに適する。
- SLX 70のメリットは軽さと扱いやすさ、デメリットは耐久性や巻きパワーがやや劣る点である。
- タトゥーラTWのメリットは剛性と飛距離、デメリットは重量と価格がSLX 70より上回る点である。
- 釣り場やターゲット、ルアーウェイトを基準に、軽快さ重視かパワー重視かで選ぶのが正解である。
結論はシンプルでした。軽量ルアーを繊細に投げたいなら24SLX 70、重量級を飛ばしてトラブルなく巻きたいなら24タトゥーラTW。
投げたいルアーの重さで選ぶのが、いちばん失敗しにくい基準です。
価格帯はどちらも2万円台前半で、コスパの土俵はほぼ同じ。ここは好みが分かれるところです。
だからこそ、スペックの差というより「自分が何を投げるか」で決めたほうが後悔しにくいです。
24SLX 70はMGLⅢスプールの伸びが持ち味で、軽量ミノーやチニングのジグヘッドを多用する人に向いています。ただし自重が重めでドラグ音なし。
この2点が気になる人には、正直おすすめしにくいです。
24タトゥーラTWはTWSのトラブルレス性能とハイパードライブデザインの巻き上げが強み。向かい風や重いルアーを扱うなら、こちらが刺さります。とはいえ目盛りが露出していて、巻きが繊細という声もあるので、そこは好みで判断してください。
迷ったら、まず比較表で気になるスペックを確認してみてください。軽量ルアー中心なら24SLX 70、重量級中心なら24タトゥーラTW。
自分のメインルアーの重さを思い浮かべて、しっくりくるほうからチェックしてみましょう。
